昨日の朝のこと。
4連休初日でしたが私は仕事だったので、いつもの起床時刻に子供達を起こしにいきました。
私が毎朝子供を起こす時は、まず部屋のカーテンをバサッと開けて一気に部屋に光を入れ、窓を開けて新鮮な空気を取り込みます。
そんな感じでいつも通り窓のカーテンを開けたのですが、そこでビックリ!
庭の横にある物置小屋の屋根の上に、キツネが丸まって寝ているではありませんか。
(他所様のお宅が写ってしまうので背景はモザイクでw)
私が、『キツネがいるよ!!』の声に「どこどこ~!?」と飛び起きた子供達、みんなで覗いて見ていましたが、全く逃げる様子はなく、こちらをチラッと見ながら普通に丸まっていました。
面白いのでタモン(猫)と遭遇させたらどうなるかなと思い、タイミングよく子供部屋の机の下にいたタモンをつかまえ出窓にのせてキツネとご対面〜
でも、タモンは特に驚くでも威嚇するでもなく、窓の上からキツネを見ていました。
キツネの方も逃げていく様子なし。
一応は立ち上がってはみるものの、また座り込んだりして。
夏毛のせいかモフモフ感はありません
う~〜ん、困るーー。
一応は家庭菜園もあるし、キツネに畑に入ってほしくないからです。
私が子供の頃、親や学校からはよく、『キツネを見ても近寄ったり触ったりしては絶対に駄目!山に行っても川の水を触ったり飲んだりしてはいけない』と教えられてきました。
道民の方ならご存知、エキノコックス症が恐ろしいからです。
エキノコックスという寄生中による感染症で、主にキツネを媒介して人体に卵が入ると幼虫が寄生し、体内で何十年も潜伏した後に発症すると言われています。
子供の頃に、“エキノコックスになったら数十年後に発症して死に至る危険のある恐ろしい病”として恐怖心を脳裏に刻まれてしまっているため、キツネを見るとゾクっとしてしまいます。
(医学上の正しい説明とは異なるかと思いますが、あくまで私が30年以上前の児童期に親などから言われた時の記憶です)
【参考】エキノコックス症の知識と予防 | 保健福祉部健康安全局地域保健課
(血液検査などで早期発見・手術が可能なようです)
さて、私も朝の準備を色々せねばならないのでいつまでもキツネを眺めているわけにもいかず、どうしたもんかと1階に降りていったところで夫から、『いなくなったよ』と知らされてホッとしました。
どこか山の方から住宅街に入り込んできたのかもしれないキツネ、森の方へ去っていったのかもしれません。
ちなみに近所に山も森もありませんがw
こんな風に、時々キツネを市街地で見かけることはありましたが、庭で見たのは久々でした〜
▼ 私がブログを始めてから一度だけネタにしたなと思って記事を探したらコチラだった。それ以来だから3年半ぶり
子供達にも、『キツネには近づいたり触ったりしてはいけないよ』と教えているので、窓から眺めただけで去っていってくれてよかったです。
その後はもう見ていないので、無事に山へ帰っていったと思うことにします。
北海道では自然の中や山道などで見かけることもあるキタキツネですが、私にとっては子供の頃に植え付けられたエキノコックス症への恐怖心はやはり大きいです。
(全てのキタキツネに寄生虫がいるわけではないと思いますが私自身はキツネが怖くて苦手です)
接触しない、沢水やわき水などの生水は飲まない、野山に出かけた時はよく手を洗う、など、昔から言われてきたことは守ろうと思います。
観光にお越しの際は念のためご注意を〜