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情けは人の為ならず〜な話だなぁと思った話

母の病院の送迎と付き添いに行ってきました。


実家はとても近所にあるのですが、最近ほとんど出向いていなかったので母に会ったのも久しぶりな感じ。


診察室に呼ばれるまで待っている間に母から聞いた話が、タイトルの通りの話だったのです。


その話は、私のおば(母の姉)とおじ(母の姉のご主人)のことで、このブログにもたびたび登場したことがあります。
(家庭菜園で採れたレモンやにんにく、美味しいお土産などをいつも送ってくれているおじ・おば夫妻です)


そのおばさんが、9月初めから約2ヶ月半も入院していて、つい最近退院したそうなのです。


母が最近、北海道のじゃがいもを送り、そのお礼の連絡がおじさんから来て、入院の話を聞いたそうです。


おばさんは8月末に肺炎球菌ワクチンを受けたそうなのですが、その後体調がどんどんと悪くなり動けなくなってしまったのだそう。


おじさんがワクチン接種をしたかかりつけ医院に連絡したところ、「すぐに県立病院へ行ってください。救急車で」と言われ、県立病院に行ったそうです。


そこでは、「入院になります。数ヶ月は入院生活となります」と言われたそうなのですが、そこの県立病院ではコロナ患者を受け入れているため、そこでは入院は出来ないと言われてしまったのだそうです。


どこか別の病院に入院するしかなかったのですが、急にその様な状況になってしまって、おじさんは困ってしまいました。


続きを話す前におじさんについて書きます。


おじもおばも80歳となる高齢者ですが、おじさんはとにかくじっとしていられない人で、いまだに仕事もしているような元気な人です。(定期的に用務員のような仕事をしているみたいです)


家庭菜園や畑も凄く立派にやっているし、愛犬のお世話も丁寧で、犬がご飯を食べた後は毎回歯磨きまでしてあげている程。


数年前に私と子供達が遊びに行った際も、あちらこちらに連れて行ってくれ、本当によく動くマメなおじさんです。


さて、そんなおじ・おばの家の町内には豪邸があり、お金持ちの年配夫婦が住んでいるそう。


おじは毎日の犬の散歩で家の周りを歩いているので、ご近所さんとも顔馴染みだしその豪邸のお金持ちとも知り合いで、お裾分けなどを頂いたりすることもあったそうです。


そんな近所にある豪邸ですが、そこの家の親族の事情で、その家に住む老夫婦が大型犬を引き取らねばならなくなってしまったのだそうです。


その大型犬がとにかくよく吠える犬で、あまりの煩さに近所中から苦情が寄せられるような状態となってしまったそうなのです。


見かねたおじさんが、『その犬を私に預けてはくれないか』とそのお宅に声を掛け、自分が代わりに毎日朝晩散歩に連れて行ってあげるようになったそうです。


さて、話をおばさんの入院に戻します。


なんと、犬の散歩をしてあげた豪邸のご主人とは、とある病院の理事長だったのです。


おばさんの事情を聞いたその理事長さんは、「そういう事ならウチの病院へ」と仰ってくれ、すぐに県立病院と連携を取ってくれておばさんは無事にその方の病院へ入院できることになりました。


しかもその病院の場所が家から5分くらいの距離だったそうで、おじさんとしても家のすぐ近くの病院におばさんが入院できて助かったそう。


その話を聞いて、
『へぇ〜、そんな事があるもんなんだー!“情けは人の為ならず”だね〜』
と、母と喋ったのでしたw




おばさんの状態ですが、最初はもうほぼ寝たきりで入院していたそうです。


最初、個室に入院させてもらっていたらしいのですが、コロナ禍でそうそうお見舞いに行くこともままならない状態。(それでも理事長の知り合いということでおじは特別に配慮してもらえていた様ですw)


そんな状態でいたためか、ある時おばさんが変な事を言うようになり、「アレ?私今何かおかしな事言った⁉︎頭が真っ白になってわからない」というような事があったのだそう。


それを見たおじさんが、このまま個室にずっと独りの状態でいたら認知症になってしまうと思い、大部屋に移してもらうことにしたそうです。


大部屋に移動してからは周りの方とも会話できるようになり、病院の方でも認知症の検査をやってくれたようで、30点満点中29点ということで認知症の心配はないと言われたみたいなのでよかったです。


その後、おばさんは少しずつ元気になり、リハビリ施設のある病院に転院して入院しながらリハビリをし、自分の力で階段を上ることができるようになって、ようやく退院させてもらうことができました。


でも、家でもあまり動けない状態のようで、おじさんが買い物や家事や料理をしているみたいです。


おばさんは自力でトイレに行く事はできるそうなのですが、座ると便座から立ち上がることができないらしく、介護保険で手すりを付けてもらったり、歩行器や車椅子をレンタルして自宅での生活を送っているそう。


そして、リハビリ施設にいた時にやってもらっていたように、毎日おじさんがおばさんの身体を1時間かけてマッサージしてあげているそうなので、おじさんの面倒見のよさには頭が下がります。


老老介護になるので大変だなとは思いますが、おばさんも元気になって元通りの生活が送れるようになってくれたらいいなと願っています。


まさかの、吠えてうるさい近所の犬を見かねておじさんが散歩へ連れて行ってあげていたら、そのお家が病院の理事長のお宅で、ワクチン接種の副作用で身体が動かなくなったおばさんの入院を即刻受け入れてもらえることになっただなんて…


人のために何かをしてあげていると、いずれはそれが自分に返ってくるっていうのは本当なんだなと思った話だったのでした^ ^


長くなってしまってスミマセン〜家族にこの話をした時はサクッと話せたのですが、文章にすると長くなるわ〜(^◇^;)


情けは人の為ならず
(意味)
人のために情けをかけると、巡り巡って自分に良いことが返ってくる。
誰にでも親切にすることは、自分のためにもなる。




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