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80代(義母)の貧血にまつわるエトセトラ ⑦

(前回までのあらすじ)

入院前検査で心臓が弱っていることがわかり、入院による抗がん剤治療が行えなくなった義母。

今後は週に一度の輸血による対処療法にて治療していくことに。

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さて、今の義母の状態なのですが、なんと、別の疾患で入院しています(泣)


まさか、次はこんなことになるとは思いもしませんでした。


週に一度の診察日、ホルモン注射と輸血を受けるため、その日は夫が義母を連れて病院へ行きました。


そして、何事もなく無事に帰宅。


ただ、赤血球があまり増えないため、次週から輸血の量を増やします、と医師からは言われたそうです。


義母の様子も特に変わりはなかったそうです。


そしてその次の日。


私が仕事を終えて帰宅すると、義母のいる施設から着信があった事に気づきました。


何だろう?と思っていた所に今度は夫から着信が。


施設から会社に電話があったようで、義母が部屋で倒れていたから救急車を呼んだ。これから病院に搬送される、という内容でした。


意識はあるし会話も出来るが呂律が回っていないし麻痺もあるようだからと、施設側で救急車を呼ぶことにしたそうです。


夫は会社を早退させてもらい、私は子供達が下校してくるので実家の母に留守番に来てもらって、夫と2人で搬送先の病院(義母の現在のかかりつけ)に向かいました。


病院の救急外来で、救急車に同乗してくれた施設の方とお会いして少し話を聞き、その後は医師に呼ばれて脳のCT画像を見ながら説明を受けたのですが、左脳に血の塊があるから手術でそれを取るというものでした。


医師からは硬膜下血腫と言われ、CTの画像だけでは詳しい状態はわからないが、義母の場合は血小板が少なく開頭すると血が止まらないリスクがあるため頭蓋骨に穴を開けてそこから血腫を吸い取る緊急手術をした方がいいと言われました。


私たちはお任せする以外になかったので了承し、慌ただしく同意書にサインをしてそのまま手術をすることになりました。


手術は部分麻酔で行われるそうで、頭に穴を開けるのに部分麻酔なのか…痛そうだな、などと思っているうちに準備が整い、オペ室に移動する時に義母に少しだけ会うことが出来ました。


ストレッチャーに寝かされた義母は、意識はありこちらの言葉に頷くことは出来ていましたが、声を発することはありませんでした。


手術が終わるまでの間は院内にてお待ち下さいと言われたので、私と夫は控え室で待つことになりました。




そして、手術が終わって医師から説明を受けたのですが、血腫が固くて開けた穴からでは取ることが出来なかったのでそのまま閉じました、と言われました。


どうやら、慢性硬膜下血腫の場合は血腫がやわらかいそうなのですが、急性硬膜下血腫の場合は血腫が固いのだそうです。


だから、おそらく急性だろうと。この場合は、全身麻酔による開頭での手術になると言われました。

(私は、転んだ時に頭を打ったせいで出来たんじゃないのかな?と思ったのですが、外傷やタンコブがないからそうではない、と医師には言われました)


ただ、義母の場合は骨髄異形成症候群の影響で血小板がかなり減っていて今の状態では血がとまりにくいので危険なためすぐに手術は出来ない、と言われ、輸血で身体の中に血小板を増やしてから手術をするということになりました。


これから血小板の血液を取り寄せて準備して輸血をするので手術は翌日になると言われ、翌朝8時半に再び病院へ来て下さい(その時の数値でオペ可能かどうかわかる)と言われ、その日は帰りました。


まさかの、貧血、骨髄の病気、白血病の心配、そして心臓が弱っていて治療不可、からの今度は脳の病気…


次から次へと急激に状況が変化していくことに、驚きしかありません。


しかも、その次の日(手術の日)はなんとわが家の子供達の運動会だったのです。


運動会といっても、密を避けるために低・中・高学年それぞれ時間別に行われ、規模も縮小されてお弁当の時間などもないのですが、それでも子供たちにとっては2年ぶりの運動会。


張り切って練習していたし、私も夫も休みを取って運動会を見に行くのを楽しみにしていました。


夫は義母の手術中は病院にいなければならないため見に行く事が出来なくなり、義母の容体もどうなるかわからない不安もあり、切ない状況に。


でも、施設に入院荷物を取りに行ったり説明をしたり何だりかんだりとやらねばらならない事が色々とあったので、その日はバタバタと動いてバタンキューでした。


そうして、翌日の手術日(と運動会)を迎えました。


夫は朝から病院へ、私は学校へ行き、午前中は二女、午後からは長女の運動会を参観しました。


幸いにもオペは無事に成功し、夫も午後から学校へ来てくれて、長女の運動会を途中から見ることができました。


医師の説明を受けた夫の話によると、血腫は取りきったそうで、麻痺が残るかどうかはまだわからないが状態は安定している、との事でした。


手術室に入る前に、夫が少し義母と会えたそうなのですが、看護師さんが『この人はだれ』と聞くと、『息子!』としゃがれた声で義母は答えていたそうなので、一応、会話?は出来たみたいです。


その後、義母は2日ほどICUに入院し、経過が順調だったので今は一般病棟に移りました。


コロナのため面会禁止なので私達は義母と直接会うことは出来ませんが、看護師さんの話によると、幸い右側に麻痺は出ていないようなので、硬膜下血腫の影響はなかったようです。


骨髄異形成症候群の影響で赤血球だけではなく血小板の値も急激に下がってきているので、もしかしたらそれで血がとまりにくくなっていて脳の中で血管が切れて血腫ができたのかもしれない、と医師からは言われました。


今後もまた起こらないとは限らないので、その点ではこれからも注意が必要かもしれません。


今のところ義母の入院は2週間の予定となっていて現在もまだ入院中ですが、おそらく動かないで寝たきりになっているかと思うので、貧血の怠さに加えて入院による筋力の衰えで、退院後は自分で動けるのか(歩行器を使って)の心配もあります。


麻痺が残ればリハビリの出来る病院へ転院となる、と言われたのですが、麻痺は残らなかったようなのでこのまま退院となるのか、そうなったら、今の老人ホームに戻って元通りの生活が出来るのか。


それに、血液の病気の方はどんどん進行しているので、そちらの心配もあります。


介護の問題やお金の問題など他にも色々とあり、先が見えない状況ではありますが、なんとか乗り切っていくしかないですね。


まずは、無事に退院することを願おうと思います。



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