すきなものだけの簡素な暮らし

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読書に集中出来る子供を羨ましく思いつつ、遠い日の自分を思い出す

長女が小1になり、寝る時間になっても学校から借りてきた本を読んでいる姿を見ると、一応は『早く寝なさいよ!』と言いはするものの、叱れない私がいます。


というのも、そんな姿を見ていると、昔の自分を思い出すから。


私は子供の頃から読書の大好きな子で、漫画はもとい、小説や物語などたくさんの本を読んでいました。


両親が読書好きで、本がいっぱい家にあった事と、父が小さな頃から本を読み聞かせてくれた影響が大きいのかなと思います。


本の世界に集中して物語の世界に入り込むのも楽しかったです。


今でこそ現実的なオバちゃんになってしまい、本を読む事もあまり無くなってしまいましたが(^^;;


それでふと思い出した昔話があります。


私得意の思い出話にちょっとだけお付き合いください(笑)


それは学校生活に慣れ始めてきた小学校1年か2年生ぐらいの時のこと。


その日は学活で班決めと席替えを行なっていました。


まず班長が何名か決まり、その班長がクラスの中から好きな人を班員としてとっていき班を作る、という方法で行なっていました。


私はY君という少し勝気な男の子の班に選ばれたのですが、そこには幼稚園から一緒だったTちゃんという女の子が先に選ばれていました。


一緒だね〜!なんて喜びつつ班決めが終わるまで待っていたのですが、たまたま廊下側には学級文庫が置いてあり、その前にいた私はついペラッと本をめくって読み始めてしまったんです。


気づけばもうすっかり意識は本の世界に集中していて、ここが学校の教室で学活の授業中だなんて事は頭から飛んでいました。


突然、Y君に、『おい!』っと声を掛けられて一気に現実に引き戻され、とっさに頭が回らずボーっとしていると、


『何やってんだよ‼︎もう全部終わったんだぞ!お前の事なんて、Tが選んでって言うから取ってやっただけなんだからな!迷惑かけるなよ!』と言われ…


周りを見渡すと、困った顔のTちゃんがいました。


Y君はTちゃんの事が好きだったんですよね〜Tちゃんに対しては、明らかに他の子に対する態度とは違いニコニコと優しくしてましたから。


私はその時、あまりに本の中に意識が集中してしまい学活の時間なのに周りが見えなくなっていた事に、自分自身が一番驚きました。


そして、Y君に言われた言葉で自分の存在なんて無くてもいいんだなと幼心に傷ついたのでした。


今なら『このクッソ生意気なYめ〜〜!』と毒づいてケチョンケチョンにしてやりますけどね(°ㅂ°҂)←小心者なので心の中でねw


ま、人生こうやって色々経験して図太く生きていける様になるんですな(笑)


子供の頃は、どうしてあんなに読書に没頭したり、本の世界観が素直に心に染まっていったのでしょうね。


今、本を読んでいても、そこまで集中したり頭に入ってこないので、子供の頃だけ持っていた特殊能力なのかな(^^;;


そんな記憶があるので、本の世界に集中している長女に『止めろ』とは言えず、ついつい許してしまいます。


あまり就寝時間が遅くなってもマズイので、やはりどこかで止めはしますが(^^;;


たくさんの本を読んで感性を豊かにするのはとても良い事だと思いますし、これからも良い本にたくさん出逢ってほしいなと思います(*^^*)


本の世界に入り込める子供の柔軟な頭が羨ましい〜〜!


今やもう、すぐに忘れるし考える事も面倒になりつつあるアラフォー主婦なのでした〜(^◇^;)




✿ お読みいただきありがとうございました ✿


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