今年の初め、実家に行った際に、母から布袋に入ったバッグを渡されました。
『これ、パイソンのバッグ。あんたくらいの歳の頃に買ったのよ。2〜3万した。あげるから使って』と。
どうやら、自分が使わずに長年持っていたへび皮のバッグを、今年は巳年で年女の私に譲ってくれたらしい。
エ〜〜、蛇皮のバッグなんて...
母の事なので、買ったはいいけど使わなくて、でも高かったから長年捨てられなくて、程よく理由をつけて私にくれたのだと思いますw
母の持ち物の断捨離を手伝ったと思って、貰って帰ることにしました。
家に帰り、貰ったパイソンのバッグを見てみると、形は割と使いやすそう(私好み)なデザイン。
ショルダーの長さは変えられるので、斜めがけにもできます。
外側にファスナーポケットがあり、色もこげ茶色なので無難に持ちやすそう。
へび皮という事で、もしかしたら金運アップにもイイかもしれないし、とりあえず巳年の今年一年はこのバッグを使ってみようかな、という気になり、それ以降、使うようになりました。
ショルダーを最短にしてハンドバッグとしと使っていますが、軽くてやわらかく、必要最低限の物は入るのでなかなか使いやすいです。
内側のファスナーポケットの所には、JRAのマークのキーホルダーが付いていて日本製と記載されていました。
このJRAタグは、全日本爬虫類皮革産業協同組合(全爬協)が、日本で造られたワニ、ヘビ、トカゲ、オーストリッチ等のエキゾチックレザー製品に付けているタグで、ワシントン条約に基づき正しく輸入された皮革を使用して日本国内で造られた日本製品の証なのだそうです。
ただ、せっかくのパイソンレザーですが、何十年も放置というか保管されていたせいか、うろこの部分が少しめくれた様になってしまっていました。
これは、オイルかクリームでも塗って皮のお手入れをしてあげた方がいいのかなと思い、念の為、オイルは何を使用してもいいのか調べてみる事にしました。
すると、どうやらへび皮やワニ皮などの爬虫類皮革には、それ専用のレザーアイテムを使用しなければならない事がわかりました。
こちらのエキゾチックスプレーが良いそうです。
これが、エキゾチックレザーの表面保護や艶出しにとてもよい物らしい。
このエキゾチックスプレーをしてお手入れする事で、爬虫類皮革繊維にフッ化炭素樹脂が深く浸透し、防水効果を与え、水や汚れの浸透を防ぎ、爬虫類皮革の独特な風合いを維持してくれるのだそう。
へ〜、やはり爬虫類皮革にはそれ専用のアイテムがあるんですね。
でも、まぁまぁいいお値段するんですよねw
そして、パイソンレザーについてもう少し調べてみました。
パイソンは、製革の段階で乾燥させて平らな状態に整えるのですが、先程の写真の様に、鱗が少しめくれているのは湿度などの変化・作用で起こります。
また、鱗の流れ上、バッグや財布のカーブの部分の鱗が立ち上がってしまうのは仕方のない事なのだそう。
ただ、パイソンの鱗は魚の鱗の様に剥がれる事は決してないそうです。
(パイソンの革は根元が皮膚とほぼ同化していて、引っ張っても取れることはないそう)
うろこの反りは、本物であることの証なんだとか。
そして、エキゾチックレザーの中でもパイソンレザーは比較的経年劣化が出やすいそうで、鱗の状態や色の変化など、他の本革にはない変化を楽しむことができる様です。
光をよく反射し艶っぽくなってくると、美しくエイジングされている証拠なのだそうで、その様に色や艶の変化を育てていくのも型押しにはない本物のパイソンレザーの楽しみなのだとか。
メンテナンス剤の使用は、皮によってはシミになる事もあるらしく、時々乾いた布や手のひらで鱗を撫でるようにしてあげて保革するのでも良いそうです。
鱗の反りは自然な事で、それで剥がれる事はないとわかり、ちょっと安心しました。
結局、エキゾチックスプレーがちとお高いので買うのは保留にし、メンテナンスは何もせずに使っています。
絶対にタブーなのは水に濡らすこと、濡れた布で拭くのもNGらしいので、その点は気をつけようと思います。
パイソンのバッグ、使っているうちになんだか愛着も湧いてきました。
パイソンって、一見、鱗の模様が固そうに見えますが、想像とは裏腹に、すごく柔らかくて優しい肌触りなんです。
巳年だしへび皮だし金運をあやかりたいし、何より物を大事に使わないのはもったいない。
という事で、末永く愛用していこうかなと思います。
▼ パイソンのお財布、カラーも色々あり金運UPにも良さそう♪
▼ 明るいカラーのパイソンレザーの2wayハンドバッグ、凄く素敵〜!!
お読みいただきありがとうございました♡
\応援お願いします♪/
にほんブログ村