こちらはわが家の和室です。
畳がかなり傷んでいるのがわかりますでしょうか。
6年程前に行ったリフォームの際に表替えをしたのでその時は綺麗だったのですが、現在は畳の表面がボロボロで悲惨な状態となっています。
原因は、猫です。
畳の上で爪をとぐわけではないのですが、おもちゃを追いかけて走り回る時などに爪が立ってしまうのか、畳の表面が剥がれ落ちてしまっています。
（他にも、カビて黒くなったりお線香で焦げてしまったりした箇所もあります…）
畳の上を歩くと靴下にはい草が付くし、座ろうものならスボンに付いたい草が繊維に入り込むので取るのに一苦労。
困ったものだなぁと思いつつも我慢して暮らしていました。
ただ、来月は義母の命日があり、わが家の和室を使用する予定なのです。
義母が亡くなってもうすぐ一年になるなんて、月日というのは早いものですね。
コロナ禍という事もあり、一周忌法要は自宅にて家族と義妹一家だけの少人数で執り行う事にしました。
そこで畳問題が浮上した訳です。
身内とはいえお客様を迎える訳ですし、あのボロボロの畳ではちょっと困る…かといって、上に絨毯を敷いて使うのもダニなどの問題で嫌だなと思い、この機会に畳を新しくしようということになりました。
普通の畳の表替えだと、また同じようにすぐにい草がボロボロになる可能性が高いので、なるべく丈夫でペットがいても長持ちする様な畳にしたいなと思い、畳屋さんに相談しました。
そして、畳屋さんにお勧めされた丈夫でお手入れもしやすい畳に替えることにしました。
それは、セキスイ畳「MIGUSA（美草）」
この畳は、独自技術による樹脂の様な素材で出来ており、優れた機能をもっています。
水ぶきができたりカビやダニに強いというのは凄くイイです。
こちらは、畳屋さんが1本ずつ見せてくれた天然い草とセキスイ畳「美草」です。
（左がい草、右が美草）
天然い草に近い風合いを出すために、素材により自然観をだしているそうで、パッと見の見た目は同じような感じです。
ところが、い草は簡単に指でポキっと折れてちぎれるのに、美草は折っても引っ張っても全然切れません。
断面をよく見ると、こんな風にミグサの方は丸っぽい感じになっていました。
カラーやデザインも色々と種類があります。
天然い草の場合はすぐに色褪せて（緑から黄色に）しまいますが、美草の場合は変色しにくいという点もイイです。
わが家はどんな畳にしようかなと考え、最初はい草風の畳（引目）のグリーンがいいかなと思ったのですが、どうせ新しくするのなら遊び心を出しちゃえと思って市松の畳にすることにしました。
わが家の家のフローリングなどの色味が少し暗めのこげ茶色なので、それに合わせて色もブラウン系にすることにしました。
畳が市松模様のブラウン系なので、畳の縁もそれに合わせて茶系にして、縁の柄はストライプのグラデーション風のこちらのデザインにしました。
そして、畳床も新しくする事にしました。
築35年以上のわが家の畳床は1度も交換した事がなく、6年前のリフォームの際も表替えのみだったので表面のい草の部分を張り替えただけで畳自体は古いままでした。
畳床も状態にはよりますが20〜30年経過していたら新しく交換した方がいいらしく、わが家の畳床はワラ床だったのですが、最近では建材床が主流となっているのだそうです。
せっかく美草に替えるのであれば、この機会に凹みやムラのないフラットな畳床に取り替えてしまおうと思い、畳自体を完全に新しくすることにしました。
という事で、畳を新しくした訳なのですが、長くなったので交換や完成の模様はまた次回に〜
お読みいただきありがとうございました♡
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