今年は、『ついていない事が多い』なんて前に呟いていましたが、身体の面でもそれはありました。
記事にしようと思いながらも時間が経ってしまったのですが、もう12月なので今年を締めくくる意味でも書いておこうと思います。
大きくは2つあるのですが、今回はまず一つ目から。
実は、今年の4月頃におしりに悩みが発生しました。
おしりに悩み!?って思いますよね。
私自身、まさか自分がおしりに悩みを持つなんて…と驚きましたが、事の経緯をはこんな感じ。
最初は、お股がかぶれた様にヒリヒリする感じから始まりました。
私は子宮内膜症の薬としてホルモン剤を服用しているのですが、その副作用に不正出血というものがあり、不定期で不正出血が続くことがあります。
少量の血がダラダラと続くのでナプキンやパンティライナーを当てているとかぶれてしまい、それが原因でヒリヒリ感が出てしまう事があるんですよね。
いつもなら、そうなってもナプキンをやめて少しすれば治っていたのですが、その時はおしりのヒリヒリ感が治らずにずっと残っていました。
清潔にしたりオイルを塗ったり軽い炎症用の軟膏を塗ったりしましたがよくはならず。
最終的には、肛門に痛痒さだけが残るようになってしまいました。
これが、思った以上に辛かったのです!
『肛門・痒い』などで色々ネットを検索し、かぶれだったり炎症だったり痔だったり菌によるものだったり蟯虫(ぎょうちゅう)だったりと色々な原因があることがわかりました。
おしりは、不潔にしておくのはダメだけどウォシュレットの強い水流での洗いすぎや石鹸の使用、トイレットペーパーで擦りすぎるのも肛門の粘膜によくない、などと知り、どれもしないように気をつけるなど、常におしりの穴を意識した毎日を過ごすようになりました。
肛門の痛痒さがあった頃はGWの頃でもあったのですが、遊びに出かけていたり昼間に何かしていたりすると一時的には肛門の事を忘れていられたのですが、お風呂上がりや布団に入って寝た後などにはかなり痛痒さを感じ、一時は睡眠もきちんと取れないような状態となってしまったのです。
意を決して夫に相談したところ、『痔じゃない?俺が前に買った痔の座薬がまだあるからそれ使いなよ、すぐ効くよ』と言われたのですが、私の中では「エ⁉︎これは痔ではない」という気持ちがあり悶々としていました。
その当時、便秘をしたり下痢をしたり、という事はありましたが、固い便をして切れて出血したといった事もなかったし、肛門の周りに腫れや出来物なども特別出来てはいなかったのです。
それに、不正出血によるナプキンの連続使用が発端だったので、私の中ではかぶれか炎症なのではないかという気持ちが強くて、痔の座薬を入れることに抵抗感があったんですよね。
ちなみに見た目には皮膚に何か炎症が起きているような感じも見えませんでした。
夜中に痒みが強くなるのは蟯虫の仕業らしいのですが(雌の蟯虫は睡眠中の肛門の括約筋が緩んでいる時に腸内から這い出してきて肛門周りに卵を産みつけるらしく夜中から明け方に痒みが増すらしい)、なんだかそれも違うような気がしていました。
おしりの穴の痒みやヒリヒリ感って、気にするとずっとそこに神経が集中しちゃって常に痛痒いような感じがして、イライラして気持ちも鬱になり、その頃はQOLもダダ下がりでした。
仕事中は一応仕事に集中しているし、昼間は割と活動していて忘れていられたんですが、それでもふとした瞬間に肛門に気がいくと気分が滅入るんです。
肛門科を受診して診てもらえばいいとも思ったのですが、もともと病院嫌いだし、治るモノなら自然に治ってほしいという願望もあったので、とりあえずその状態で生活していました。
だんだんと肛門の事を考えている事が嫌になってバカバカしくなり、もうこのままおしりの穴のモヤモヤと共に生きていくしかない、と開き直るところまでいったのですが、母に相談したら「まずは市販薬を試してみたら」と言われて、ようやく薬を購入するに至りました。
実は、わが家には結構な軟膏があります。
娘がアトピー気味で皮膚科に色々かかっているのでステロイドの軟膏や痒み止めの軟膏もあるし、私が以前カンジダ膣炎で処方された抗菌剤の軟膏、謎の臍の汁で処方された抗炎症剤と抗菌剤の軟膏など、とりあえず念のために取っておいてあった軟膏が色々とありました。
でも、それらを自己判断で勝手に使用して万が一悪化してしまったら最悪だし、医師の診たてなく肛門というデリケートな部分に塗るのもはばかられたので、それらは敢えて使用はしませんでした。
そこで、まずはネーミングからしていかにも肛門の痛痒さに効きそうな、オシリアを購入しました。
この薬を風呂上がりに塗ったわけなのですが、確かに塗って少し経つと痛痒さが和らぎ、入眠することが出来ました。
でも、明け方(4時頃とかに)ものすごい肛門の痛痒さで目が覚めるのです!
この切ないことといったら!
睡眠の質も下がるし、寝不足になって翌日の体調にも影響を及ぼすし、本当に悲惨な日々でした。
一時の気休めにはなっても根本的な解決には至らないから自分の症状には合わないなと感じ、オシリアの使用は数日程度でやめてしまいました。
(今、あらためて書いててその頃の辛さが蘇ってくる程、あの時はキツかったなぁ)
そこで、藁をもすがる思いでネットで検索しまくり、とある方のブログを見つけて読んだのです。
その方は大阪にある病院の肛門科の医師で、もし近くだったら通院したかった!とその時は思うほどだったのですが、その方はとにかく『おしりを洗ってはいけない』ということを提唱されていたのです。
▼ こちらの著者の先生です
そこで、ウォシュレットを使用するのをやめました。
そして、お風呂に入っても肛門は石鹸を使って洗わないようにもしました。
ウォシュレットを使わない方がよい理由や、なぜ肛門にかゆみが出るのか、などの詳しい話は先程の先生の本に書かれていますが、私はブログを見ただけで実際に著書は読んでいないので詳細についてはここでは割愛します。
そして、私がなにより自分には効いたなと感じた方法があるのですが、それは肛門に紫雲膏を塗ったことでした。
紫雲膏というのは、ごま油の様な独特のにおいの強い赤い軟骨です。
またしても母に相談した時に、『そういえばお父さんがおむつかぶれの時に病院から紫雲膏を処方されていたよ』と教えてくれたことがきっかけでした。
(私の父は直腸癌で亡くなったのですが、闘病中は手術で直腸を切除したため便意を感じた時には漏らしてしまうのでおむつを当てており、それでよくかぶれていたらしいのです)
紫雲膏なら肌荒れで私も使った事があるし、おしりに塗ってもいい薬だから安心だなと思って購入して使用しました。
余談ですが、皆さん、自分のおしりの穴ってまじまじと見たことありますか。
鏡を持って見ようとしても、なかなか肛門の中まで見ることって難しいですよね。
今回の件でおしりの穴をしっかりと見る方法を見つけたので、ちょっとレクチャーしたいと思いますw
まず、鏡を床の上に置きます。
下半身丸出しにして、床に置いた鏡の上にしゃがんでまたがります。
そうすると、股が開いているのでおしりの穴がバッチリと鏡に写って自分でもよく見えますw
…とまぁ、その姿勢で肛門をチェックしたところ、パッと見では何もない皮膚なのですが、ちょっと力むとおしりの穴が広がり中の粘膜が見えて、一部がポツっと少し赤くなっている様な感じがわかりました。
その当時、ウォシュレットの使いすぎかトイレットペーパーでの拭き過ぎで、肛門の粘膜の一部に炎症が起きていたのかもしれません。
先程レクチャーした姿勢でおしりの穴周りに紫雲膏を塗って様子をみたところ、驚くことに、眠れないほど辛かった痛痒さがなくなりました。
- ウォシュレットを使わない
- おしりを石鹸で洗わない
- 便をしたあとにトイレットペーパーで何度も拭かない
- 風呂上がりや朝などに紫雲膏を塗る
恐らくこれらの相乗効果により、すっかり良くなったのです。(粘膜の炎症らしきポツっとした赤みも消えていました)
これは本当に嬉しかった!
他には、ビオフェルミンなどを飲んで腸内環境を整えるなど、内側からのアプローチも一応は心掛けました。
その当時、排便後にトイレットペーパーでおしりを拭くとペーパーに便が付着することが多く一度で綺麗には拭けなかったのですが、そういう肛門の状態も痒みの原因になるそうです。
(トイレットペーパーで拭き過ぎるのはNGなので、その場合2回までとしました。)
ウォシュレットを使っていた時は洗っていたので意識していなかったのだと思いますが、便切れがいいことは肛門にとってとても大事なようです。
今では、排便後に拭いた後にトイレットペーパーに付くことはほぼ無くなったので、なるべくこの状態を維持していきたいなと思います。
あれから半年以上が経ちますが、今のところはおしりにトラブルは起きていません。
そして、あの時以降もうずっとウォシュレットも使用していません。
おしりの問題が発生する前は、自宅のトイレのウォシュレットだけは排便の後に使っており、ウォシュレットすることでスッキリ感を覚えていたのですが、使用しなくなってからはそれにすっかり慣れてしまい使わない事に何の抵抗もありません。
もともと結婚前までウォシュレットは使っておらず、ウォシュレットを使い始める様になったのも5年前くらいからだったので、無くなっても私には問題ありませんでした。
(夫がウォシュレット必須の人なので、私も使ってみたのが始まりだった)
むしろ、ウォシュレットを使う事でまた肛門の粘膜にトラブルが起きる不安の方が嫌なので、私はもう使うことはないと思います。
(お風呂ではもう普通に石鹸で洗ってますよ。やさしくねw)
という事で、かれこれ半年以上前の出来事ですが、私のおしりの穴に突然起きたツラいトラブルの話だったのでしたー
(あくまで、私の症状による自己的な治癒方法なので、必ずしもこれらが正しいかどうかはわかりません。ご参考までにお読みいただければと思います)
お読みいただきありがとうございました♡
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