すきなものだけの簡素な暮らし

〜オリジナルミニマリストを目指して〜

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参加型もアリだなと思った、そんな秋の日…

9月に義母が亡くなり早2ヶ月が過ぎました。


月日というのはあっという間に過ぎ去っていくものですね。


今年は喪中となるので喪中はがきも作成して投函を終えたし、お正月のしめ飾りなども飾ることはできないので、シンプルな年末を迎えることとなりそうです。


ただ、長女が毎年おせちを楽しみにしているので、いつも通りおせち料理は注文しようと思っています。
(またネットでおせちを注文しようと思います。おすすめのおせちがあれば誰か教えてw)


さて、義母が亡くなった時の葬儀で印象に残ることがあったので、その話を書きたいと思います。


義母の葬儀は家族葬で行ったのですが、本当に親近者のみで執り行いました。


わが家の4名と義妹一家の4名、計8名だけのお葬式でした。


その頃、当エリアは緊急事態宣言の真っ只中だったため、義母の兄弟も高齢ですし遠方にいる方もおられたため、その様な形をとらせていただきました。


生前、義母は、『私が死んだらお葬式もいらんから、そのまま火葬場に持ってって焼いてもらってくれたらいいから』なんて話をしていたのですが、現実問題そういう訳にはいきませんので、亡くなった時は、夫が葬儀社に連絡をして病院までご遺体を引き取りに来てもらって自宅に安置しました。


和室に義母が使用していた布団を敷き、そこに葬儀社の担当の方が祭壇を作ってくれたので、お寺に連絡をしてまくらお経をあげにきてもらい、担当の方と葬儀に関する打ち合わせをしました。


その担当者が結構若い方(多分まだ20代くらいの男性)だったのですが、物腰のやわらかい感じのいい人で、担当になっていただいて本当に良かったなと思う葬儀となりました。


お通夜の日、納棺師の方がみえて湯灌が行われ、お化粧をして綺麗にしていただいた義母は棺に納められました。

(タモンが棺の上で、小窓から中に眠る義母の顔を覗き込んで常に寄り添っていました。義母もタモンが大好きだったのであえて注意はしませんでした)

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その後、葬儀会場へと移動したのですが、何せ家族葬、しかもごく少人数という事だったので、お通夜自体も寂しい感じになるかなと思っていました。


でも、担当者の方のはからいで、会場の中には義母と義父の絵(事前に渡してあった遺影写真用の義母と義父の写真を見てプロの方が描いてくれた綺麗な絵)が飾られていたり、義実家の写真にメッセージなどを入れて加工したパネルが飾られていたり(事前の調書で記載した住所で用意したそう)、寂しくならない様に色々と演出してくださっていました。


事前の打ち合わせの時に義母の趣味や好きだったものを聞かれたのですが、趣味らしい趣味や特別に好きな事があったわけではない義母。


夫が、『とにかく自分のことは後回しで家族のために動いている人でした。趣味らしきものも無く、ただ、元々は農家の出身なので土いじりは好きで庭の草むしりをマメにしたりちょっとした家庭菜園はやっていました。』と答えていた言葉を受けて、この様なお花とガーデニングの演出までしてくださっていて、温かみのある空間となっていました。

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そして、一番驚いたのは、おはぎ作り!


というのも、義母の事を聞かれた時に、思い出に残っているものといえば義母の作るおはぎ、と答えていたのですが、夫はそのおはぎが大好物で、私もお嫁にいって初めて食べた時は驚いたくらい、あんこがたっぷりとついたげんこつみたいに大きなおはぎで、それが印象的だったのでそのままを伝えていました。


その話を覚えていた担当の方が、『皆さんでお母様のおはぎを作って、それを棺に入れて差し上げましょう』とおはぎの材料を準備してくれていたのです。


という事で、お通夜の会場で急遽クッキングが始まりました。


あんこやもち米を炊いてラップで丸めたものをわざわざ準備してくださっていて、義母のあんこは、塩味を効かせて甘さがより引き立つ味だったのですが、それを夫が話していたためか、きちんとお塩まで用意されていました。

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喪服を着て手袋をはめておはぎを作るという異例の体験ですが、まるで参加型の様なお通夜。

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『義母はどんな風に作ってたっけ?』
『あなた、好きだったんだから覚えてないの』
『俺は食べる専門だった。妹は手伝った事ないのか?』
『だって私、甘いの苦手だったからー』


なんて会話をしながら、子供達も楽しみながらみんなでワイワイ作った思い出のおはぎ、不恰好ながらも完成しましたw

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これを、お通夜の後にみんなで食べ、祭壇の前にお供えして、翌日はきれいにリボンでラッピングされたおはぎを棺の中に納めたのでした。


まさか、こんな温かい演出までしてくださるとは思わず、嬉しい驚きでした。


私も義父の時、父の時にも家族葬を経験していますが、この様な事は初めてだったので、参加型のお通夜も面白い体験だったなと担当の方にはありがたく思っています。


そして、お通夜を終えて一夜明けた翌日。
(全員、斎場に泊まりました)


朝食は、コロナ禍のため1人ずつお弁当の形で出たのですが、義母の棺の前にも担当者が朝食を用意してくださいました。


それが、秋らしい彩りで美しく盛り付けられたとても美味しそうな焼きさんま!

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この時も、事前の打ち合わせの会話を覚えてくださっていた担当の方が、『お母様は魚がお好きだったとお伺いしていたので、焼き魚でご用意させていただきました』と言って用意してくれた朝食でした。


本当に、こちらが何気なく答えた会話の内容を全て把握して配慮してくれる、素敵な担当者だったなと思います。


その朝食を見た夫が、『こっちの方が(弁当より)いいな〜』とつぶやいていましたw


とても美味しそうな見事な旬のさんまで、これが義母の最後の朝ごはんとなったのでした。


この朝食のさんまですが、実はこの時、まださんまが旬の初めで高かったのでわが家では今年のさんまを食べていませんでした。


この時のさんまが脳にインプットされたせいか、今年の秋はとにかくさんまを食べまくりました。


焼きザンマ&大根おろしの組み合わせで食べに食べ、それでも未だにまだまだ食べたい気持ちが溢れているくらいですw


この度の義母の葬儀では、担当の方には数々の心温まる配慮をしていただき、少人数の家族葬でも思い出に残る形となりました。


みんなで手作りしたおはぎ、きっと義母も喜んでくれたんじゃないかな〜と思っています^ ^


お読みいただきありがとうございました♡

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