すきなものだけの簡素な暮らし

〜オリジナルミニマリストを目指して〜

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一期一会の数日間

私が入院した日、同じ婦人科の病気で一緒に入院された方がいました。


その人(Sさん)とは病室も一緒で、入院翌日が手術だったので、手術日も同じでした。


私が入院した病室には先に入院していた方が1人いたのですが、私達が入院した日に退院されたので顔を合わせたのは最初の少しだけ。


実質はSさんとずっと2人での入院生活でした。
(4人部屋なのですが、これも密にならない配慮だったのかな)


Sさんは40代後半の主婦で、年齢も近く話しやすくてすっかり仲良くなりました。


もともと私は特別誰かと親しくなりたい訳でもないし、一人でこもって過ごす分には平気だったのですが、感じのいい方と同室になれたのは良かったなと思います。


同じ日に手術だったので術前の準備や気持ちも分かち合えたし、術後の経過や痛みの過程、食事の内容なども同じで、仲間の様な存在がいることはナーバスな気持ちを少し軽くしてくれました。


Sさんは子宮、私は卵巣の手術ということで、内容や術式には少し違いがありましたが、腹腔鏡によるオペという点では一緒でした。


病室では色々な話で盛り上がり、Sさんのドラマチックな半生(別れた旦那さん他のクズ男っぷりとか仕事場での騒動など)の話を色々聞いては面白すぎて大笑いし、でも笑うと2人ともお腹に響いて痛くて笑えないー!という、何ともお気楽な病人達でした(´ヮ`;)
オペ後は痛くてホント辛かったんですけどねー


Sさんは何でも出来ちゃう器用な人、私もヘタなりに何でも挑戦するのは好きな方なので、家庭菜園や料理、自家製ジャムの作り方の裏ワザなど、主婦っぽい色々な話題で盛り上がれたのも楽しかったです。




そんなSさん、病室にたくさんの毛糸を持ち込んでずっとかぎ針で編み物をしていました。


なるほど!毛糸と編み針を持ってくれば時間潰しになったのかーとそこでも感心。


もう手元を見なくてもかぎ針と手の動きだけでスイスイ編んでいけるので、私と話している時もずっと編んでいたし、カーテンを閉めて消灯した後などにも編んでいたんじゃないかなぁ~


入院中に編み始めたのにあっという間に1m×1mくらいの大きなカバー(膝掛け?)が出来ていて素敵でした^ ^


『同じ編み目の繰り返しだから何も考えずに編めるし、編むことで痛みも紛らわせるから』とSさんは言っており、何かに集中することでスッキリする感覚ってわかるなぁと思いました。


そして出来上がったカバーは、その作品を気に入り欲しいと言った看護師さんにあげていました。
看護師さん、患者さんから貰っちゃうのねw


せっかくだし私も入院の記念?に頂きたいなと思って、「私にも作って~!花瓶の下に敷くくらいのサイズで」とワガママを言ったところ、『イイよー』と私と会話をしながらチョチョっと編んで作ってくれました。


▼ 前に無印良品で買ったこちらの花瓶に使おうかな♪

www.bellbelona39.com


『鍋しきにも使えるよ!多めの柔軟剤を入れた容器に浸して手洗いすると、柔軟剤に入っているシリコンで毛羽立ちもコーティングされるよ』と教えてくれました。
柔軟剤、うちに無いや〜。実家から少量貰うかw


そして他にも、麻糸と毛糸の混合糸で底を編んだ小物入れのようなモノも作ってプレゼントしてくれました。


そんなSさんは、今日の午前中に無事に退院していきました。


同じ腹腔鏡による手術ですが、私は執刀医の手で、Sさんはロボット操作によるオペ、ということでSさんの方が退院が1日早かったのです。
(ロボットの方が傷口も小さくすむし精度も高く入院期間も短くすむのだとか)


最後はLINE交換もしてすっかり仲良くなったSさん。


偶然同じ日に入院・手術で出会ったことには、何かの縁があったのかもしれません。


お互い無理せず安静にして早く元気になって色々なことやろうねーと励ましあって、数日間の一期一会に別れを告げたのでした。


私の方も、時々微熱は出るものの経過は順調で痛みも少なくなってきたので、予定通り明日が退院です。
Bコメでは励ましのお言葉、本当にありがとうございました(´ω`*)


一人で過ごす気楽さと、話し相手のいなくなった少しの寂しさを感じながら、病室でのラスト1日を頑張ります。




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