わが家で使っている味噌汁用のお椀は、義母曰く『いいモノ』という本漆塗りのお椀。
義母が老人ホームへ引っ越す際に、義実家を片付けていた時に発見したものを貰ってきました。
あれから2年、ほぼ毎日使用していたわけですが、最近またしても劣化してきてしまいました。
漆塗りのヒビ割れです。
そんなに私、ガシガシ洗っているのだろうか…(つД`)
5客あるお椀のうち、ほぼ全てにヒビ割れが起きていて、中には塗装がめくれて剥がれてしまっているものもあります。
見た目も悪いし衛生的にも良くないので、お椀を買い替えたいなーと考えていました。
でも、なかなかお店に見に行けない。
お椀は持った時の質感などもあるので出来れば実物を見て買いたいなーと思っていたのですが、今は人混みの多い街中のデパートなどには行けないので買い替えられずにいました。
ネットで買うという手もありますが、お椀を5客買い替えるとなるとそれなりの値段のモノなら合計で1万円以上にはなる可能性もあるし、失敗したら嫌だなぁと買い渋っていたところもあります。
イッタラのボウルが使い勝手がよく毎日フル稼働しているので、これを味噌汁お椀にすればイイか〜という考えもありました。
でも夫がなぜか味噌汁のお椀にこだわりがあり、『手に持って食べるちゃんとしたお椀がいい!』と言うので却下されました。
そんな折、子供のモノで探していたモノがあり、たまたまリサイクルショップへ行く機会がありました。
これも不要不急の外出になるのかな、気をつけなきゃ(^◇^;)
お目当てのモノは無かったのですが、食器コーナーで手頃なお椀を発見。
贈答品なのか5客セットで箱に入っており、未使用品となっていて、ちょうど良さそうなサイズ感。
値段も千円(+税)とお手頃だったので夫に聞いてみると、『とりあえずはイイんじゃないか』と言うので買ってきました。
箱には春慶塗と書かれており、私は初めて知る名前だったのですが、どうやら、
春慶塗(しゅんけいぬり)は、漆塗の技法、またはその技法で製造された漆器。日本各地に産地があり、その産地名を付して「(産地名)春慶」と呼ぶが、長い年月や伝播する過程で変化していった結果、木地作りや塗り方が微妙に異なっている。
〈春慶塗 - Wikipediaより引用〉
とのことです。
新しいお椀は前のお椀より深いせいか容量が増え、なかなか使いやすいです。
ただ、手に持つと熱さがけっこう伝わってくるのでそれが残念です。
前までのお椀は木製でお椀自体に厚みもあり、いいモノといわれるだけあって熱くなかったんですよね〜
材質が樹脂なので仕方ないのかもしれませんが、劣化して剥げたお椀を使うよりはいいかなと思うので、とりあえずはリーズナブルに買えた新しいお椀でやり過ごそうと思います^ ^