前回の記事の続きとなります。
お腹のMRI検査を受けることになったので、その時の記憶を記録しておこうと思いますw
MRI検査の前にトイレを済ませ、身につけていた腕時計を外しました。
(他にも、アクセサリーやピアス、メガネ、コンタクトレンズ、入れ歯、ワイヤーの入った下着、湿布など、身体から外せるものは全て取り外さねばなりません。←私は付けて行かなかった)
看護師さんからの『刺青は無いか、身体の中に金属が入っていないか』などの質問に全て「いいえ」で答えたあと、ジーンズを履いていたのでズボンだけジャージの様な検査着に着替えました。
(ちなみに銀歯はいいそうです)
そして、丸い輪っかの金属探知機で全身をチェックされ、いざMRI装置のある部屋の中へ通されました。
わ〜〜、円形のドームの中に筒状の穴が空いてる…ここに入れられるのか〜〜と思うと怖くて直視できずw
まず、MRIの穴の前にある細い寝台に座り、右腕に筋肉注射を打たれました。
お腹の動きを止める薬とのことで、少しチクリとはしたものの、これから待ち受ける検査への緊張感で痛みなど気にならず。
看護師さんから『車を運転して来られましたか』と聞かれたので「はい」と答え、『検査の後は診察がありますか?』と更に聞かれたので「あります」と返答。
『注射の影響で検査の後すぐの運転は眠くなる場合がありますが、診察があるなら大丈夫ですね』と言われ、そうなの??と思いつつ相槌をうつ。
『検査中はかなり喉が渇くと思うので終わったら水分を…』といった説明も受けました。
そうしていよいよ検査がスタートしました。
まずは枕に頭をのせて仰向けになり首と肩の位置を固定され、膝下にクッションを入れられてお腹が動かないようにと腹巻きのようなものを巻かれ、さらにお腹の上に平らな機械が乗り抑えられました。
そこまで重たさは感じないものの、軽く拘束されているような感じで腕は真っ直ぐに伸ばした状態です。
右手に丸いモノを持たされ、『押してみて下さい』と言われたので押すとプワーンと音が鳴りました。
『検査中、何かあったらこれを鳴らして下さい』と言われ、最後に検査音がかなりうるさいからと耳にヘッドホンを付けられて、いざ、筒型の穴の中へGOです。
寝ている台が動いて頭から筒型の機械の中に入っていきましたが、私は最初からひたすら目を閉じて身体を動かさないでじっと我慢していました。
目を開けたら恐怖心に襲われる!と思っていたので、とにかく目を瞑って視界に何も入らないようにするしかなかったのです。
私は以前、鼻の手術のために顔のCTを撮った事がありますが、その時は検査も凄く早かったしそこまで狭くもなく、上半身だけだったので全く怖くはありませんでした。
でもMRI検査は怖かったーー(T_T)
頭から奥に入れられて全身が狭い筒の中に閉じ込められていて動けないという状況、ヘッドホンをしていてもうるさく鳴り響くごう音、いつまで続くのかわからない不安に、怖さがどんどん増してしまったのだと思います。
起き上がれない狭い所に仰向けの状態で入れられるというのがかなり苦痛だったので、閉所恐怖症なのかもしれません。せめてうつ伏せ、もしくは足からだったら良かった!?いや、それでも怖いか〜〜
検査音はかなり大きくうるさくて、ガンガンガンという音やビービービーという音、ゴォンゴォン、ゴゴゴゴと頭に振動も感じるような音など、色々な音が鳴り響いては止んで…を繰り返していました。
音によって気が紛れることもあれば、頭に響いて不快に感じるものもあり、とにかく早く終わってくれ~~と思いながら我慢していました。
音が止むとその合間に技師さんが『楽にして下さい』とアナウンスをしてくれるのですが、「はい」と返事をする自分の声がだんだんと元気がなくなっていくのがわかりました。
途中、どうしても恐怖心に襲われ、ボタンを押して一度出してもらおうかとまで一瞬思ったのですが、若くてイケメン風な技師さんの前で40を過ぎたいいオバチャンが「怖いから出して」なんて言うのは恥ずかしいし、検査を長引かせずにサッサと終わらせる方がマシだと思って必死に我慢しました。
これ以上、怖い気持ちが動揺してパニックになったらマズいと思い、恐怖心を打ち消すべくひたすら大丈夫、大丈夫と呼吸法で心を落ち着け、なるべく不安なことを考えないようにして目を閉じて耐え続けました。
途中、何回か少し薄目を開けて周りを見てしまったのですが、白くてポワ~っと薄緑色に光っている狭いドームの中にいる感じでした。
かなり長い時間(に自分は感じた)ひたすらごう音の中で耐え忍び、やっと終わりの時がやってきました。
最後に、『息を止めて撮ります』と技師さんから言われ、機械のアナウンス通りに息を吸ってー、吐いてー、そこで止めて…をやって、無事に検査が終了しました。
やっと台が移動して機械の外に出られた時はもうホッとして、心底嬉しかったですw
準備も含め、かかった時間は30分くらいでした。
台から降りる時に看護師さんから『喉は乾きませんでしたか?』と聞かれましたが、もともとそんなに喉が乾く体質じゃないことと、恐怖心でそれどころじゃなかったので私はあまり感じませんでした。
「とにかく怖さと闘ってました~」と言うと『狭い所が苦手なんですね』と笑って言われましたが、初めてだし緊張するし動けないしうるさいし長いし、ほんとに怖かったです(´ヮ`;)
検査中は、MRIの結果がどうなるのかなどと考えると不安になるので、とにかくそういう怖いことは頭に思い浮かべず、タモン(猫)が呑気に昼寝している姿を想像して心を和ませたり、ゴンゴンゴンの音に合わせて子供のピアノの練習曲を頭で奏でたりと(テンポとしてはかなり遅いw)、イメージトレーニング??をしてやり過ごしました。
やや閉所恐怖症気味な自分には、精神的にキツい検査だったのでした(ヽ´ω`)あくまで一個人の感想です。
(MRI検査の結果は次回につづく)