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【余市町】ニッカウヰスキー余市蒸溜所の工場見学をしてきました

仁木町のさくらんぼ狩りで美味しいさくらんぼを食べまくってきたという記事を書きましたが、

www.bellbelona39.com


帰りにお隣の余市町にあるニッカウヰスキー余市蒸溜所へ寄りました。


こちらでは無料で工場見学が出来るので過去にも何度か訪れた事がありますが、製造工程を見学するのはなかなか面白く、ウイスキーの試飲や購入、レストランでの食事も楽しむことができます。


最後に来たのは長女が赤ちゃんの時だったかな…⁇とにかく久しぶりにやって来ました。


ということで正門を入って受付をします。


工場見学はガイド付きツアーと自由見学の好きな方を選べますが、夫は必ずガイド付きを希望するので今回もそうしました。


ガイド付きの見学は30分毎に行われていてそんなに待たずに案内してもらえますし、色々な説明や話をしてくれるのでわかりやすいです。


見学者待合室に入ると、目の前には髭のおじさん(キングオブブレンダーズ)のステンドグラスがお出迎えしてくれます。


最初に、ガイドさんがパネルにて製造工程を説明してくれ、その後はいざ工場見学へ出発です。


最初は乾燥棟(キルン塔)です。


原料となる大麦は水に浸して適温に保たれて発芽され、発芽した大麦はピートと呼ばれる泥炭を焚いて乾燥させてモルト(麦芽)になるそうです。


燻したピートの香りがモルトに移ることで、ウイスキー独特のスモーキーな香りが生まれるそう。


そして、こちらが醗酵棟の中です。


細かく砕いたモルトと温水をゆっくり混ぜ合わせることで、麦芽の中の酵素が働き甘い麦汁となり、ろ過した麦汁に酵母を加えて醗酵させると、糖分がアルコールに分解されて醗酵液(もろみ)ができるのだそう。


子供が醗酵棟に入るなり『パンのにおいがする〜』と言っていましたが、確かにパンも発酵させて作るので香りが似ているのかもしれませんw


こちらは蒸溜棟の中です。


(工場見学では、工程が前後しますが醗酵棟の前にこちらの蒸溜棟に先に案内されました)


ここは、NHKの朝の連続テレビ小説『マッサン』の中でも登場した場所で、中は熱気とアルコールの香りがしました。(子供達は暑さとニオイがダメだったようで退室)


ポットスチルという銅製の蒸溜器でもろみを加熱し、アルコール分と香味成分が抽出されます。


(しめ縄が巻かれているのは、創業者の竹鶴政孝の生家が日本酒の造り酒屋だったからなのだそう)


余市蒸溜所では、石炭直火蒸溜という方法が用いられていますが、適切な火力を保ちながら石炭をくべるには熟練の職人の技が必要となるため、これは世界でももう余市蒸溜所でしか行われていない方法なのだそうです。


見学中、ちょうど職人さんが石炭をくべていました。(10分毎に行われるのだそうです。)


真っ赤に熱される炎の熱気がムンムンと伝わってきましたが、このように手間を惜しまない伝統の技によって、重厚なコクと香ばしさのある余市のモルト原酒が作られているのですね。




そして、こちらは旧事務所です。


ニッカという社名は、その前進の大日本果汁(株)の日と果から取ったのだそう。


これはリタハウス。




(耐震強度の問題で現在は中に入ることは出来ないそうです)


旧竹鶴邸もあります。


当時としては斬新な和洋折衷の玄関ですが、これは竹鶴政孝の妻リタのために、リタの故郷であるスコットランドの実家の玄関と同じものを作ってもらったからなのだそうです。



こちらは中に入ることが出来るという事でガイドツアーが終わった後に中に入ってみたところ、旧竹鶴邸の模型が展示されていました。


こちらは一号貯蔵庫の中です。


蒸溜液を樽に詰めて長期間熟成させることで、味わい深く香り高い琥珀色の液体へと変化していくのだそうです。


熟成されたウイスキーの瓶詰めや出荷などは別の工場にて行われているそうです。


そしてウイスキー博物館に行きました。


エントランスには銅製のポットスチルが展示されており、またしても髭のおじさんがいます。





ピートやモルトも展示されており、実際に触ることが出来ました。





ピート(泥炭)は石狩平野の社有地で採掘され、湿地なので重機などが使えず全て人の手で行われるそうで、ニッカの新入社員研修の登竜門なのだそうですw


展示の奥には有料の試飲コーナーもあり、余市モルトの高価な品(年代物)が数百円で試飲出来るそう。


運転手の夫、これを試飲できずに大変悔しがっておりましたw


更に博物館の中には竹鶴政孝の軌跡を紹介する映像やリタの実家を再現した空間、昔のニッカウイスキーボトルの展示などがあります。





(朝ドラのマッサンとエリーの衣装も展示されていました)


そして、ガイドさんによる簡単なウイスキーの飲み方講義などがあり、見学ツアーは終了しました。


その後は、こちらのニッカ会館(無料試飲会場)
にて、試飲をしました。


残念ながら、ドライバーの夫、私と子供達もアルコールが飲めないのでリンゴジュースですw


昔来た時は、余市産の『りんごのほっぺ』というちょっと高級なリンゴジュースが試飲出来た記憶がありましたが、どうやら今はバヤリースホテルブレックファーストの100%リンゴジュースが紙コップで自由に飲めるようです。(ちょっと残念w)


(でもこのリンゴジュースも美味しい)


最後に、ウイスキーや様々なお土産、ここでしか手に入らない蒸溜所限定グッズを購入出来るショップ(ノースランド)を少しだけ覗いて帰りました。


(今回お土産は何も買いませんでしたが、ここで売っている髭のおじさん柄のネクタイを以前に購入し、夫が気に入って愛用していましたw)


工場内や試飲会場、お土産屋さんは観光客の方々でかなり賑わい盛況でした。


無料で工場見学、試飲まで出来るというのがイイのかもしれません〜


久しぶりにニッカウヰスキー余市蒸溜所へ行きましたが、何度訪れても魅力的で楽しい工場見学なのでした(^-^)



お読みいただきありがとうございました


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