先日のこと。
私がキッチンに立っていると、突然二女が大泣きする声が聞こえました。
姉妹で遊んでいては長女に泣かされることがしょっ中なので、ま〜たケンカでもしたのかと思っていたら、どうやらそうではない様子。
わが家は古家なので今時の家ではあたりまえのバリアフリーにはなっておらず、居間と和室の間に少し段差のある敷居があります。
どうやら二女が裸足でその敷居を踏んだ時に、ささくれ立った部分が足に刺さった模様。
『痛い痛い‼︎』と泣きわめくので見てみると、見事に足の裏に1cm程の細いトゲが刺さっていました。
足の裏の皮一枚くらいの所にスッと刺さってしまっており、夫がピンセットとカッターで何とか抜いてくれたのですが、まぁ抜くまでが泣くわ暴れるわで大変σ(^_^;)
確かにトゲって大人でも刺さると厄介だし、抜ければ何ともないのですが、刺さってる間は痛いのですよね(汗)
その時に二女には、『敷居や畳の縁は踏んではいけないんだよ』と教えました。
昔からの礼儀作法やマナーとしてこの様に言い伝えられていますが、どうして踏んだら駄目なのかには諸説あるようです。
“敷居はその家の顔ともいうべき象徴であり、畳の縁も家紋などを入れて作られているものがあり、それを踏むことは家人やご先祖様に対して大変失礼な事である”という説や、“敷居や畳の縁を踏む事で傷めてしまうからその様な扱いをせず家を大切にするように”という説。
他にも色々言われがある様ですが、私が昔、諸事情で茶道を習っていた際も、畳の縁を踏むなんて絶対にありえない行為でした。←他にも色々作法がありました(^^;;
5歳の子どもにあまり難しい事を言ってもまだわからないかと思い、二女には『敷居には神様がいるから頭を踏んづけると怒られるんだよ』と教えました。
でもこれが敷居を踏んで痛い思いをした二女には効果てき面だった様で、やってはいけないと身をもって学んだ様ですσ(^_^;)
古い家のわが家は、床や敷居などの木材のあちこちが擦れて傷んだり剥げたりしています。
もしかして敷居を踏んではいけない本当の理由は、『傷んでささくれ立っている箇所を踏むと足にトゲが刺さるから』なのかもしれないな〜と本気で思ったのでした(笑)
そして最後に二女にこう言われました…
『だってお母さん教えてくれなかったから知らなかった〜〜(泣)』
ゴメンよ、二女。
礼儀作法やマナーをきちんとしつけるのも親の務めだよね(汗)
昔の人が言う事にはちゃんと意味がある…
自分が親から言われたり礼儀作法として怒られた事を子どもに注意するようになり、改めてそう感じる今日この頃です(*´ー`*)